ルパン三世(2014の実写)
悪くないじゃん!

監督:北村龍平
脚本:水島力也
原案:山本又一朗、北村龍平、ジョセフ・オブライアン
原作:モンキー・パンチ
製作:山本又一郎、池田宏之、濱名一哉
出演者:小栗旬、玉山鉄二、綾野剛
公開:2014年8月30日
上映時間:133分
製作国:日本
あらすじ
ユリウス・カエサルがクレオパトラ7世に贈った〝世界で最も美しいジュエリー“・・・〈光の首飾り〉に〈真紅のルビー〉を埋め込んだ究極の宝物・・・【クリムゾン・ハート】。それはかつて何者かによって盗み出され、以来、歴史の闇に消え去った。そして現代。ルビーと首飾りそれぞれの所有者=東洋・西洋を代表する2人の大富豪が互いの秘宝を狙い合っていた。アジアの闇社会を牛耳るMr.プラムックと、かつて怪盗ルパンの相棒として名を馳せた老盗賊・ドーソン。インターポールの銭形警部は、世界中の泥棒たちがドーソンの邸宅に集合するという情報を入手。ドーソンは、大盗賊団=ザ・ワークスのリーダーであったが引退を表明し、その場で次期リーダーを発表するらしい。次々集まる名だたる泥棒たちの中には、国際指名手配犯・ルパン三世の姿もあった。そこにはルパンの仲間である峰不二子、マイケル・リーや、ドーソンの用心棒・次元大介も・・・だが、この会合を混乱に陥れることを狙ったプラムックは、ルパンをライバル視するマイケルを操って、ドーソン暗殺に成功。首飾りを手に入れて、ついに【クリムゾン・ハート】を完成させた。ドーソンの遺志を継ぎ、秘宝奪還を誓うルパン。そのありかは、地図に載らないジャングルにあり、地雷原と武装兵によって守られる難攻不落の要塞型セキュリティシステム―その名も【方舟(ジ・アーク)】。ルパン三世は、次元大介、峰不二子、石川五エ門とともに、この「絶対不可能」なミッションに挑む!
感想
DVDレンタルでの視聴。
ルパン三世はそこまで好きじゃないし(カリオストロの城とロシアより愛をこめてはめっちゃ見てたけど)、良い評判聞かなかったから見ずにいたんだけど、北村龍平作品だってのを聞いて急いで借りてきました。
序盤の盗みのシーンから北村龍平だなぁって感じのかっこいいカットが連発。その後も銃撃戦や格闘が思いの外見ることができて結構嬉しかったです。
ストーリーも卑怯な手で取られたものを取り返すって感じのルパンぽい話で嫌いじゃないんだけど、お馴染みじゃないルパンの仲間の存在がちょっと気になりました。序盤でお馴染みじゃない方が殉死?するんだけど、仲間の描写が少ないせいで、モブが死んだくらいの気持ちで見てた。
アクションは満足。敵として現れる好戦的な女の子とか、両手のナイフを振り回す男、銃をぶっ放す悪そうな男が完全にルパン一味と敵対するやんって思って、登場時からタイマンのバトルにワクワクさせられるし、ルパンの1対多数の戦闘もすごいよかった。アニメよりもアクション多いんじゃないかしらこれ。
カメラワークや映像の感じも、ビッグタイトルだけあって、金のかかってる感が出てて安っぽくない。
でも、アクションしかり、ストーリーしかり、出演者しかり、これって別に「ルパン三世」じゃなくてもいいなぁって思ってしまうのが少し残念。
オーシャンズ11の日本版って感じがした。
「ルパン三世」っていう作品にこだわりがない人なら楽しく観れるかもしれない。