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いけにえと雪のセツナ[Vita] / クリア後感想

クリアまでのプレイ時間&難易度

クリアまでのプレイ時間:約20時間

プレイログ的なものはあるのですが、時間の記録は無し。だいたい20時間くらいやったと思います。予想していたよりもボリュームはあったように感じました。

クリアまでの難易度:難易度変更なし

雑魚は弱い。ボスは強い。戦闘は魔法が肝になってるっぽくて、レベルを上げて武器を用意しても、当たりどころが悪ければ死ぬ。

気に入ってる部分

辺り一面雪景色

行ける世界全部が雪に覆われていて綺麗。でも本当に雪しかないので、見飽きることも。

ピアノのみのBGM

フィールドや戦闘で流れるBGMは全部ピアノの音で流れます。戦闘の緊迫した感じもピアノで表現できるもんだなと感心しました。綺麗な音なのですが、飽きも早いと思います。

雪世界の記憶

メニュー画面から見ることができる「雪世界の記憶」は、登場したキャラクターや武器、魔物などの記録がまとまっている。ここにしか書かれていない説明文などもあり、読み物として楽しめると思う。

開発室

FFとかであった開発室が今作にも存在していた。懐かしいなーと思った。ドット絵、低解像度で描かれるキャラクターとマップは嫌いじゃない。

気になる部分

システムが分かりづらい

魔法の発動に合わせてボタンをタイミングよく押すと、魔法に追加効果等が発生する「刹那」や、法石に特殊な効果が追加される「昇華」、戦闘中に急に発生する「シンギュラリティ」など、オリジナル要素や効果が非常に分かりづらい。

装備がめんどくさい

今作の装備は武器、法器、法石の三種類。法器は法石を装備する枠を追加してくれたり、「昇華」したときに追加される効果を決定するアイテム。法器を変更すると、そこにはまっていた法石も外れることになるので、法石をつけかえる必要があるのですが、法石を装備するにはメニュー一覧に一度戻る必要があるので、前に装備していた法石を覚えてないと非常にめんどくさい。

次に向かう先が分からない

町や村で情報収集をしてから先に進む「昔のRPG」を意識したのだと思うけど、一度目的地を聞いたら、以降は目的地を教えてくれない人が数人いてくれたおかげで、少し間を空けてしまうと行き先が分からなくなってしまう。

法石の入手法

敵を倒した時に出てくる素材を使って、魔法を覚えたり、自身の能力をあげる「法石」を入手できるようになるのだが、敵の倒し方で出てくる素材が変わるため、普通に倒して行ってると法石が全然入手できず、下手をすると詰む可能性がある。実際、ラスボス前で仲間の一人が三種類の魔法しか覚えてない事態に陥ってた。使ってないから良いけど。

宿屋がない

なぜか宿屋がない。回復はテントやコテージをよろず屋で買って、セーブポイント、またはフィールドで使ってください。説明が欲しかった。

強めの魔物による突然の死

ダンジョンに普通の魔物に比べてめちゃくちゃ強力な魔物が登場することがある。法石の影響を受けたため、他の雑魚と見た目もちょっと違うって説明されたけど、基本的に色違いの敵が多いので分かりにくく、間違って戦闘が始まったら大体死ぬ。「逃げる」ってできんのかい!って思ったら今作はアイテムで逃げることができるのね。それでも出合頭の死は可能性があるので、小まめなセーブを心がけよう。

自爆する魔物

HPがなくなったら自爆する魔物がいる。自爆自体は大ダメージを貰うわけじゃないので別にいいんだけど、複数出た際に一体一体自爆して消えていって、一気に消滅してくれないので非常にテンポが悪い。

Vita用に最適化されてない

ロード時間が長い、戦闘中の処理落ち、画面にエフェクトが多数存在した際の処理落ち、突然発生するエラーでのアプリ落ち等、Vitaで無理やり動くようにしましたって感じの動作が目立つ。これがもっとサクサク動いてたらもう少し印象変わってるかもしれないくらい酷め。ラスボス倒した後のイベントでめちゃくちゃ処理落ちして、そのままエラー起きたときは2度とプレイするもんかと思った。

総評

「とりもどそう、ぼくらのRPG」を掲げて作られたゲームにしては、そういう懐かしい感じはあまり目立たず、理不尽だったり、説明不足だったり、めんどくさかったりの印象が多く残った。

事前に噂されていたクロノトリガーとの関連は、連携の技名や主人公の武器の中に「虹」が存在するくらい、か?ちなみに「虹」はダンジョンの宝箱から普通に出てくる。

ストーリーは割と普通。思い返すと薄いように感じるけど、嫌いじゃない。

これでもかってくらいセーブをした。強敵による死と突然のエラーによる戻し作業は苦痛。(特に後者)

とにもかくにも処理落ち、エラーがどうにかならないかと思うゲームでした。Vita向けにパッチ配信されないかなぁ。

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