Amazonプライムビデオで視聴。

幽霊は出ない、超常現象は起きない、音楽で恐怖を煽らない、過度な演出はしない、日常から逸脱しない の五箇条を守って作られたホラー作品の劇場版。

自分はホラー自体は好きなんだけど、静かなところから急に現れたりして驚かせてくるホラー作品は大っ嫌いなので、この手のじっとり来る系のホラーは大好物です。

都市伝説を改変してたり、深夜で放送してたドラマの話だけが広まってたりで各話のストーリー自体はオチが読めるものがほとんどだったけど、見せ方が上手い。

登場人物の「嫌な予感」ってのを視聴者にも共有できるように、カメラワークが考えられているように感じました。

ちょっと気になったのは、主人公の上着のポケットに毎日メモが入ってるって話。あれだけ主人公が周りに気をつけてメモを入れられるのを避けてたのに、手品みたいにポケットにメモが入ってるのは超常現象って言ってもいいんじゃないだろうか。

『トリハダ』シリーズで怖い女性としてお馴染みになっているらしい「笹野鈴々音」さんって女優さんがすごい良い味出してるので、是非これからも頑張っていただきたい。